女性医師においては妊娠・出産と研修や専門医取得の時期が重なりやすいことや、出産後では育児と仕事の両立など、ワークライフバランスの支援が必要となります。平成29年の『女性医師の勤務環境の現況に関する調査報告書』によりますと、休職・離職をしたことのある女性医師の割合は47%であり、その理由として出産・子育てが大部分を占めています。特に育児に関しては、お子様が自立するまで長く続きます。私たちの教室では乳児期には育児休暇を取得して頂き、育児休暇を終えた後は個人の家庭環境を加味して勤務調整をします。
そして何よりも大切なことは、育児と仕事の両立に対する職場の理解です。教室では男性医師の育児参画を推進しており、女性医師だけでなく医局全体が家庭・育児と仕事の両立について考え、助け合っています。個々の家庭への理解、思いやりの心を持って協力しあえる環境づくりを約束いたします。