研究活動及び実績
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腎疾患

腎疾患

担当医師

吉武 理

吉武 理

加藤 容二郎

加藤 容二郎

臨床成績

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2016 2017 2018 2019 2020
生体腎移植 6 8 7 9 7 37
死体腎移植 0 1 0 0 3 4
透析バスキュラーアクセス手術 166 173 173 205 211 928
内シャント 116 112 110 135 119 592
動静脈人工血管バイパス 7 12 14 14 17 64
動脈表在化 6 4 6 6 4 26
長期カテーテル 13 16 16 27 13 85
その他 24 29 27 23 58 161
腹膜透析用カテーテル手術 12 9 15 14 16 66
副甲状腺手術 4 9 3 0 4 20
その他 1 1 2 0 3 7
手術総数 195 209 207 237 251 1,099

診療体制

  • 腎移植センターは腎移植を中心として、腎不全患者さんにおける外科治療を専門とする部門です。
  • スタッフは専任3名、ローテーター2名からなり、外来と入院患者さんの診療ををカバーしています。
  • 月に1-2例の生体腎移植と緊急の死体腎移植に対応しています。透析アクセスの手術は指導医と若手のコンビでほぼ毎日行い、年間200件前後の症例数です。多くのご要望に応えられるよう、外来、入院および手術の体制を柔軟に整えています。
  • 私たちの診療におけるモットーは「陽のあたる腎不全ライフを」です。とかくネガティブになりがちな腎不全生活を明るく前向きに変えていこうという意味が込められています。外科治療を通じて少しでも患者さんのためになれたら幸いです。
  • 腎移植センターへはいつでもアクセスが可能です。大学病院のホームページをご参照ください。

主に担当する分野

腎移植

私たちの得意とする主たる診療分野です。30万人を超える慢性透析患者さんと、毎年新たに透析を始めなければならない3-4万人の患者さんが対象です。腎不全治療として移植が極端に少ないのが本邦の特徴ですが、慢性腎不全患者さんのよりよい予後を目指し、啓発にも力を注いでいます。生体ドナー移植はもちろん、死体ドナー移植やハイリスク症例への体制も万全です。

透析アクセス

透析アクセス(バスキュラーアクセス、腹膜アクセス)は慢性透析患者さんの命綱です。近年は高齢化や長期化などを背景として、アクセス不全に陥る患者さんも少なくありません。私たちは透析をスムーズに始めるのに適したアクセス手術を心がけ、トラブルには確実で負担の少ない方法を提示します。

副甲状腺手術

副甲状腺は慢性透析患者さんにおける血管および骨の病変に強く関わり、しばしば治療のターゲットとなります。近年、新薬の開発によって副甲状腺は内科的治療によって良好に制御され、手術を必要とすることは極めて少なくなりましたが、時として手術が必要となることがあります。私たちは手術治療が主流だった頃から多くの副甲状腺手術に携わり、今でも手術の必要な患者さんへ確実な治療を提供しています。

教育

私たちは医師として、変化し続ける医学知識と確かな医療スキルを身につけなければなりません。また、患者さんに向き合う者としての資質や道徳を身につけなければなりません。外科医として、私たちは確かな技術を習得し、安全な手術を患者さんに提供する義務があります。学徒として、私たちは振り返り、検証し、進歩を目指して試み、成果を発信していくことが求められます。私たちとの仕事を通じて医師として、外科医として、学徒として研鑽を積み、均衡と調和の取れた医師を育成することを目標としています。
医学生の皆さんとは講義や実習を通して触れ合い、私たちの担当する領域に少しでも興味を抱いていただけるよう、努めています。若手医師の皆さんとはともに診療にあたり、手術をする貴重な機会をとても大切にしています。同志が増え、領域が発展することを願いながら活動しています。

研究

安全で確実な手術、機能を損なわない臓器の保存、移植後免疫反応の克服、免疫抑制の対極にある感染リスクへの対峙を4つの重要な視点と捉えて診療にあたっています。私たちの研究活動は4つのテーマを柱としており、学術集会での発表および論文作成で成果を数多く発信しています。2020年の腎移植センター発足に伴い、より専門化した、質の高い研究活動を心がけてまいります。

手術

臓器保存

拒絶反応

感染症

腎移植をお考えの患者さんへ

思いもよらず腎不全になってしまった時には、その後に受けなければならない治療である透析や腎臓移植についての不安や多くの疑問をお持ちになることと思います。診療の中で、私たちがしばしば問われることは、透析と移植との違い、移植については移植までのプロセス、入院期間、費用、提供者についての心配、移植後の経過と仕事、薬剤のことなどです。インターネットなど、皆さまの得られる情報ソースは多岐にわたりますが、施設によって異なる内容もあります。当センターは腎移植をお考えの方やご希望される方へ個々に直接ご説明できる体制を整え、不安を解消し、疑問に答えるよう、努めています。

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