女性外科医を目指す皆様へ
Female Surgeon
女性医師からのメッセージ

女性医師からのメッセージ

皆さん、こんにちは。
昨今、女性医師率は徐々に増えて20%ほどになりますが、診療科に偏りがあり、消化器外科においては、未だ数%ほど…という現状があります。ひと昔前の消化器外科は…怒鳴られながら長時間の手術をして、術後管理のため何日も病院に泊まり込む、夜中に呼び出されて当直明けも病院に居残り…というイメージでした。外科を志す先生の中には、そんな地獄にも果敢に挑戦する先生もいますが、やはり躊躇する先生も多いでしょう。女性であれば、結婚・出産のライフイベントを考えればなおさら、外科が好きでも諦めた方もいると思います。
しかし、今はそんな体制は改善されつつあります。また、女性外科医を後押しする運動が盛んになっていることを、これから医師として働き始める先生がたに知っていただければ幸いです。
1902年の「日本女医会」に始まり、2009年に「日本女性外科医会」の発足、2016年には「消化器外科女性医師の活躍を応援する会」のホームページが発足しました。2021年、当科では青木武士教授へ世代交代がなされ、それに伴って働き方改革委員会が発足し、医局全体で皆が働きやすい環境づくりを推進しています。その改革の一環として、女性医師の働き方・キャリアアップについても注目しているところです。
本ホームページでは、外科に興味を持った女性医師の皆さんへ、少しでも親しみを持ってもらえるように、情報を更新していきたいと思います。現在、当医局には、私を含め3人の女性医局員が在籍中です。今一番若手の女性医局員:N先生のキャリア・モデルなど、ご参照ください。

医局として、公式に女性消化器外科医のキャリアアップを応援します。出産前後・育児期間中、例えば当直の免除、早朝のカンファレンス・抄読会は、zoom対応・録画を後で視聴対応にする、やむを得ず早退する場合などもチームで対応する(当科は主治医制でなく、チーム制を採用しています)など。また、しばらくの期間、外科手術は免除してもらいたい…という状況になることもあるでしょう。(もちろん逆に、どんどん行けます!となれば相談しながら、やっていきましょう!)その場合には、手術以外の外科業務を中心に活躍してもらえたらどうでしょうか?病棟管理、外来の手術マネジメント、上下部消化管内視鏡検査、エコー検査など、消化器外科の仕事は多岐に渡ります。または研究活動を中心にしても良いかもしれません。落ち着いたら、また手術前線へ復帰するも、他のことに打ち込み続けるのもそれぞれでしょう。
女性医師だけでなく、男性医師にも言えることですが、消化器外科医としてどのように働くか?個々に合ったやり方があると思います。互いの外科医としての在り方を認め合える医局を目指しています。消化器・一般外科にご興味を持っていただけた先生がた、よろしければ一緒に外科医として働いてみませんか?何卒よろしくお願い申し上げます。

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