2025-08-31 13:11:15
留学日記 ドクターの日常

Ciao!!

ピサ大学に留学させていただいております柴田です。

 

今回はイタリアでの業務に関してご報告しようと思います。

 

イタリアでは日本の医師免許があれば手術に入ることができます。

しかしその手続きに関してはとても複雑でかなりの労力を費やしました。。。

またこの話は別の機会に😅

基本的に私の日々の業務は毎日手術です。

手洗いすることもあれば外から見学していることもあります。

私の部屋を用意していただいているのでこちらで着替えて手術室に向かいます。

専用のパソコンとプリンターもあります。

もちろん全てイタリア語なのでなかなかうまく活用できていませんが、、、

このパソコンで電子カルテもみられます。

スクラブが支給されており医師はほとんどこの緑のスクラブで過ごしています。

冬になると寒いのでそれぞれがパーカーなどを着ています。

白衣を着ている医師はほとんどいません。

ピサ大学病院では下記のようなスケジュールで毎日が手術日です。

月曜日

ロボット手術

火曜日

開腹、腹腔鏡手術(2列)

水曜日

開腹、腹腔鏡手術

木曜日

開腹、腹腔鏡手術(2列)

金曜日

ロボット手術

火曜と木曜日は2列、その他は1列です。

ロボット手術はPDが多いですが、そのほかにもDP、肝切除、腎臓摘出などもやっています。ロボットを使って門脈だけでなく動脈吻合も行っています。

ロボット手術専用の手術室があります。

また、ロボット手術室の中には自由に使用できるシミュレーターも設置されています。

開腹、腹腔鏡手術もさまざまです。やはり膵臓の手術が多いですが、この部門の名称はDivision of General and Transplant Surgeryのため、ヘルニアや大腸癌の手術から膵移植、腎移植まで幅広い疾患に対応しています。

もちろん手術室は禁煙です。笑

病院の建物内は禁煙ですが、屋外では自由なのです。

イタリア人は喫煙率が高く、特に女性の喫煙率が高いのが問題となっているみたいです。

これがイタリアの救急車です。

ピサ大学病院は救急センターも充実しているため、多くの救急車がやってきます。

手術室ではもちろんイタリア語なので話していることはさっぱりわかりません😅

外科医や英語を話せるコメディカルの方に色々教えてもらったり、翻訳アプリを駆使したり、なんどかコミュニケーションをとっています。

イタリア人は気さくな人が多いので(特に高齢の男性)、よくイタリア語でも話しかけてくれます。

 

難しいことももちろんありますが、とても楽しく過ごしています!

なにか聞きたいことがあればいつでもご連絡ください!

 

ではまた次回。

Arrivederci!!

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